1. 背景
光には振幅,位相,周波数,振動方向など多くの物理量が含まれており,その伝搬速度は3.0×108 [m/s]とこの世で最も速い。光波を利用することにより,3次元の空間情報を単一画像より取得でき,非破壊・非接触・単一露光の3次元画像センシングを可能にする。そして,3次元空間や色の情報から,自然現象の発見・観察・解明,物質の組成分析,物体の認識・識別,健康状態のモニタリングなど,様々な応用が生みだされている。今日に至るまで多次元光波情報を取得する技術の研究開発が進められ,深い深度・高解像度・高空間分解能のカラー3次元画像センシング技術に関心が高まっている。
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