高解像蓄光イメージングを可能にする高輝度長寿命室温りん光分子 1. はじめに 励起光照射停止後にも目視可能な遅延発光(蓄光)は非常時の表示体用途に活用されている1)。蓄光材料として希土類金属を含む酸化物半導体が古くから知られているが,この数年重原子を含まない分子からの室温りん光を用 […] 2020年11月09日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第59回 著者:電気通信大学 平田 修造
ガラス構造設計に基づく光機能ガラスの開発 1. はじめに 本稿ではガラス構造を設計することで新たな光機能ガラスを開発する試みについて紹介する。ガラス材料は光学レンズや光ファイバーなど,光学実験には欠かせない素材の一つである。SiO2やBK7など多成分系の酸化物の […] 2020年10月02日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第58回 著者:(国研)産業技術総合研究所 篠崎 健二
印刷技術を用いたナノフォトニクスデバイス作製と高感度バイオセンサ開発 要旨 本稿では、我々が現在取り組んでいる印刷技術を用いたナノフォトニクスデバイス作製とそれを用いたバイオセンサ開発について概説する。 1. はじめに バイオセンサとは,酵素や抗体,DNAといった生体由来物質が有する機能( […] 2020年09月01日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第57回 著者:大阪府立大学 遠藤達郎
電子状態計測で挑むEUV露光光源用プラズマの最適設計 1. はじめに 軟X線(SoftX-Ray:SXR)及び極端紫外線(ExtremeUltra-Violet:EUV)(波長1-20nm程度)は,光電子分光を通じた機能性材料開発1)や,生体その場観測(水の窓領域,波長2. […] 2020年08月07日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第56回 著者:北海道大学 富田健太郎
高色純度・高輝度・高耐久性の分子性赤色発光体 1. はじめに 発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)と蛍光素子を組み合わせた材料は,ディスプレイ,照明など現代社会において欠かせないものとなっている。身近に使用されている発光体は無機蛍光体が […] 2020年07月17日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第55回 著者:北海道大学 北川裕一
レーザーせん断応力計と知的乱流制御 1. はじめに 船舶における摩擦抵抗低減技術開発で,特に流体と船底との接触によって摩擦抵抗が生じる。船体が占める全抵抗の50〜70%にも及び,流体と接触する表面積に比例するため大型になるほど影響が大きい。摩擦抵抗低減させ […] 2020年06月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第54回 著者:室蘭工業大学 大石義彦
電界処理を用いたガラスへの光情報記録と表面構造化技術 1. はじめに 本稿では,電界処理を用いて透明なガラス内へ光情報を「見えないように」記録する技術と,その記録をガラス表面に構造化して「可視化」する技術について紹介する。光記録や光情報記録というと,カメラにおける感光フィル […] 2020年05月25日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第53回 著者:北見工業大学 酒井大輔
シースルーなプロジェクション型ライトフィールドディスプレイ 1. 多様化するディスプレイ 近年,AR(拡張現実)やVR(仮想現実)といった表示方法がさまざまな分野で活用され始め,スマートグラスやヘッドアップディスプレイ,ヘッドマウントディスプレイといったディスプレイ技術の多様化が […] 2020年04月20日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第52回 著者:(国研)情報通信研究機構 涌波光喜
メタ表面基板の利活用による高感度・高信頼性の蛍光バイオセンサー 1. はじめに 光を使ったバイオセンサーは反射率や透過率,蛍光(化学蛍光を含む),ラマン散乱,分子の赤外吸収を測定する方法など種々あり,バイオセンサーのなかで多数派を占めている。最初に歴史的な経緯から振り返ってみよう。 […] 2020年03月18日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第51回 著者:(国研)物質・材料研究機構 岩長祐伸
近赤外光を活用できる有機金属錯体の合成技術 1. はじめに 太陽光は無尽蔵かつクリーンなエネルギー源であることから,再生可能エネルギーとしての活用をはじめ,幅広い基盤技術において必須である。光材料科学の観点からは,どの波長域の光を用いるかが重要となる。中でも可視光 […] 2020年02月19日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第50回 著者:金沢大学 古山渓行