【リリース】2013年世界半導体マーケットシェア・ランキング,マイクロンが躍進

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マイクロンの大躍進
マイクロン・テクノロジ社の 2013 年の売上は、142 億ドルを見込み、2012 年の 68 億ドルから 2 倍以上を予想する。2013 年の DRAM 及び NAND flash memory 市場の躍進には、エルピーダメモリの買収が一番の理由と考えられる。四半期毎に 150 社以上のサプライヤを対象に調査をしているが、2013 年のマイクロン・テクノロジ社の成長率を上回るサプライヤは他にいない。

マイクロン・テクノロジ社は、全世界の半導体市場のシェアでも、2012 年の 2.2%から、2013 年は 2 倍以上の4.5%になる見込みである。他にメモリビジネスの拡大で恩恵を受けたのは、韓国の SK Hynix 社である。SKHynix 社は、対前年比 48.7%増加を見込んでいる。これにより、2012 年の半導体ランキング 7 位から、2013 年は 5 位にランクする見込みである。顕著なのは SK Hynix 社の成長は、買収による成長では無く、オーガニックな成長である。

マーケットリーダーに近付いたクアルコム
米国のクアルコム社は、2013 年ワイアレスアプリケーション市場で、大きく伸びる予想で、対前年比 31.6%増加を見込み、全世界の半導体市場シェアでも 2012 年より 1.2%上げ、2013 年は 5.5%となる見込みである。

世界 3 位のクアルコム社は、これにより 2013 年は、世界 1 位のインテル社、第 2 位のサムスン社との市場シェアのギャップを狭める事になるとみている。