10月の下旬,米国通信業界で大きなニュースが流れた。今年度最大の規模とも言われる合併に,通信大手のAT&Tとメディア大手のタイム・ワーナーの両社の合意が成立したという。AT&Tによる買収提示額は854億ドルである。
AT&Tは現在,携帯電話の契約者数が約1億3,000万件,ライバルVerizon Wirelessの約1億1,000万件を上回り全米一位である。これに加えて,固定電話回線は約2,500万件,ブロードバンド接続回線や傘下の衛星テレビであるディレクTVも加えた事業を主力として,昨年度の売上げは約1,400億ドルとなっている。
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