最近ある方からの話に刺激されて読み始めたのが『アリスのいた映画史(彩流社:吉田はるみ著)』です。映写機の発明といえば米国のトーマス・エジソン(1847−1931)やフランスのリュミエール兄弟(兄:1862−1954,弟:1864−1948)が思い浮かびます。そして映画が大きな産業になるまでには多くの人達のチャレンジや様々な流れがありました。又,画期的な発明や事業の裏には,“実は…”とか“泥臭い世界…”とかがあったりするものです。以下,そんなことから映画史を振り返ってみました。

映画史の初期を振り返ると,エジソンが1893年に一般公開した覗き窓から見る「キネトスコープ」や,リュミエール兄弟が1895年に公開したスクリーンに映す「シネマトグラフ」が大きな出来事として上げられます。しかし,それ以前にも同じ想いを持った人達が様々な工夫を重ねていました。
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