先の4月号のこぼれ話「黎明期の発光ダイオード」では第4世代の灯りに触れましたが,今回はロウソクなどの灯りを大幅に塗り替えた第2世代の白熱電灯を中心に追ってみましょう。1880年代以降生活に密着してきた電球は米国のトーマス・エジソン(1847−1931)の発明とも言われますが,最初に発明した訳ではありません。
エジソンが興したゼネラル・エレクトリック(GE)社発行の書物「電球年代記」の中に列記されている電球に関する開発・発明者でもエジソンは25人目に記載されているそうです。エジソンは先人達の苦難を乗り越えて製品化を可能とした発明を基に,電球ビジネスと電力事業に力を入れていったのです。
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