4. 半導体レーザー
4.5 さまざまな半導体レーザーの構造
前号において,半導体レーザーとなる光半導体材料は種類が多く,さまざまな波長で発振するレーザーがあることを説明したが,その構造に関しても,いくつかの種類があり,それぞれ特徴がある。
この節では,代表的な半導体レーザーの構造について述べる。
4.5.1 DFBレーザー
前節において発振モードについて説明した。縦モードは,レーザーの発振波長を表すが,一般に,半導体レーザーの発振波長はマルチモードで,温度やノイズなどの影響で,発振波長が変化する可能性がある。
発振波長が変化すると言っても,大きく変わるわけではないので,大きな問題とはならないアプリケーションもあるが,波長多重(WDM:Waelength Division Multiplexing)通信のように,複数の異なる波長を多重化するアプリケーションにおいては,大きな問題が生じる。
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