10. 光線追跡
前回の説明により,レンズに入る光は,屈折の法則によって曲げられることがわかった。レンズの屈折面は,図34に示すような,球面あるいは球面に近い曲面であるから,凸レンズの場合,光線が軸から離れるにしたがって入射角が大きくなり,屈折角も大きくなるので集光する。レンズに入射する光線の屈折する方向は,入射点においてレンズの曲面の接平面を考え,その接平面に対して法線(垂直な線)を立てて,その法線に対してスネルの法則を計算して求めることができる。
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