衛星リモートセンシング

㈱パスコ 野中崇志

1. リモートセンシングとは

図1 リモートセンシングの特徴,(1)広域性・瞬時性(三宅島噴煙),(2)反復性(ピナツボ火山),(3)(4)現地に行かなくとも状態を知れる(東京湾タンカーオイル流出,オホーツクの流氷分布)1)
図1 リモートセンシングの特徴,(1)広域性・瞬時性(三宅島噴煙),(2)反復性(ピナツボ火山),(3)(4)現地に行かなくとも状態を知れる(東京湾タンカーオイル流出,オホーツクの流氷分布)1)

今回は衛星リモートセンシングの概要と画像の利用について説明する。リモートセンシングは人工衛星や航空機等のプラットフォームに搭載したセンサ(対象物の方向から来る電磁波を観測する機器)より電磁波(紫外線からマイクロ波)の反射・放射の強さを調べ,非接触で対象(地表面,大気,海洋等)の情報を得る技術のことである。地上観測と比較してリモートセンシングは,

・広範囲を瞬時に観測できる,
・同じ地域場所を連続,繰り返し観測できる,
・直接現地に行かなくても状態を知ることができる,

等の長所がある(図1)。

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