ジョージ・ウェスチングハウスとブレーキ

鴫原正義

patent_74_03

ジョージ・ウェスチングハウス(1846〜1914)と言えば,ウェスチングハウス社を創業した電気技術者で,電力事業ではトーマス・エジソン(1847〜1931)の最大のライバルだったとのイメージが先行しますが,実は鉄道用ブレーキの発明から事業を興しているのです。今回はそんなウェスチングハウスの初期の発明を中心に追ってみました。

ウェスチングハウスは1846年にニューヨーク州北部の街スケネクタディで,機械ショップ経営者の息子として生まれています。幼い頃から興味と行動力は人一倍ありました。南北戦争(1861〜1865)が勃発した15歳の時に地元の国家警備隊に志願しますが父親に呼び戻され,2年後には親を説得して騎兵隊に入隊するのです。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    同じカテゴリの連載記事

    • 2024年・知財の話題 鴫原 正義 2024年12月10日
    • 無洗米とブランド米 鴫原 正義 2024年11月10日
    • 地理的表示制度(GI制度) 鴫原 正義 2024年10月10日
    • 縄文時代の発明 鴫原 正義 2024年09月10日
    • 技術の粋・近代の橋 鴫原 正義 2024年08月12日
    • 八代将軍吉宗の世界 鴫原 正義 2024年07月10日
    • テレマティクス保険 鴫原 正義 2024年06月10日
    • チャールズ・グッドイヤー 鴫原 正義 2024年05月07日