独楽(こま)とジャイロスコープ

鴫原正義

『〜お正月には凧揚げて,独楽を回して遊びましょう〜』などと歌っていたのは,だいぶ昔のことですが,今回は年の始めに“辛抱強く,容易に倒れない独楽”をテーマにしてみました。直接は特許に繋がりそうもありませんが…,先ずは歴史と種類から…。

図 一般的な投げゴマ
図 一般的な投げゴマ

独楽に関する記録は曖昧な面もあり,正確な歴史を追うことは難しそうです。最初は軸を挿したドングリなどの木の実や貝殻を回転させていたとされます。そんな中で,エジプトで発掘された紀元前2000〜1400年頃に使われたとされる「ぶちゴマ」が現在残っている最も古い独楽のようです。円柱の一方を円錐形に削った木製のものです。

更に,古代ギリシャでも同様の独楽に関する記述が見つかっているそうですが,現在あるような,紐を引いて回す「投げゴマ」()はだいぶ後に生まれます。欧州においては17世紀頃になってから投げゴマに関する記録が現われます。

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