(頼りになった校正の専門家)
私が所属していた部門には,校正業務を担当する部署があります。あまり前例のないことでしたが,この部署に新聞社で校正を担当していた現役の方が転職してこられたことがありました。企画書を校正して頂いたとき,丁寧な赤入れをして頂きました。
それまでの担当者とは違って,例えば「受動的表現が多い」,「2重否定が目に付く」,「語尾表現が同型で単純」などなどのコメントも頂きました。単に誤りを訂正する校正だけでなく,表現も多々直されました。つまり推敲もして頂いたということです。
(校正から推敲へ)
校正については,現在パソコンでも可能となっています。特に英文については,作成と翻訳で便利に使っています。今後はAI化も進みますので,校正機能は一層充実されると思います。例えば,文章作成の目的・用途別の校正なども可能となりそうです。
加えて,私がお世話になった校正担当者のように,文章表現についても「多い」とか「目に付く」といった程度かもしれませんが,改変してくれるようになると思います。こうなると,校正機能だけでなく推敲の機能も果たしてくれていることになります。
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