(厳密には区別できないこと)
一応,定義して区別できても,細かいことまで考えると結局,その違いがよくわからなくなり,区別することが難しくなる物事は色々あります。ここで話題にしたいのが,科学と技術の区別,そして研究者と技術者の区別です。
科学は「自然を人間の言葉等に翻訳すること」,技術は「人間の希望や願望を現実の世界に実現すること」といわれるとそのような気がします。このように考えると,科学と技術は人間と自然の関係が逆方向といった気がします。
しかし,科学者も人間で,自分が行っている科学の研究についての希望も願望も持っています。科学とか技術とか抽象的に議論している場合は区別できても,科学者とか技術者とか,現実の人間をイメージすると話はそれほど明確ではなくなるような気がします。
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