ジャパンディスプレイ(JDI)は,マルチスタックOLED技術を持つ米OLEDWorksとの間で,JDIによる出資契約を締結し,米国における最先端ディスプレー生産工場の設立に向けた協業を開始したと発表した(ニュースリリース)。
この資本業務提携は,JDI独自のディスプレー技術を,OLEDWorksとの協業の下,特定分野における顧客ニーズが高く,かつ膨大な米国市場への進出を図るもので,新収益基盤の構築に資するものだとしている。
新工場は,防衛,自動車,医療といった重要な産業向けの高性能ディスプレーの提供に特化する。この協業により,米国内で製造されたディスプレーを,重要な産業に提供することが可能となる。
今回の提携の主要なポイントは以下のとおり。
• 先端ディスプレーとOLEDのノウハウ,技術,製造,製品能力を活用
• 米国の防衛,自動車,医療産業の主要なステークホルダーのニーズを満たす工場の設立
• 事業の長期的な持続可能性を確保する顧客パートナーシップの構築
• ディスプレー産業を支えるキーパーツ,部品,材料及び装置に関わる米国サプライヤーとのパートナーシップ
• 最先端のディスプレーR&Dセンターの設立,及び顧客,サプライヤー,テクノロジーパートナーとの協業による米国内のイノベーション育成とエコシステム構築
• ディスプレー生産拡大に向けた人材育成,大学との協力関係強化
• 顧客の目先のニーズ及び中長期技術ロードマップを満たす高性能LCD及びOLEDディスプレーの生産体制の確立
これにより,JDIのディスプレー技術と製造ノウハウ,そしてOLEDWorksの米国におけるプレゼンスとケーパビリティとマルチスタックOLED技術,製造及び製品力を融合し,早急に米国における最先端ディスプレー工場の立ち上げを図るとしている。