オーストリアams OSRAMは,屋外照明やスタジアム照明向けLED「C3030」を発表した(ニュースリリース)。
屋外照明やスタジアム照明向けに設計されたこのLEDシリーズは,高輝度と優れた放熱性が特長。9Wの最大定格電力にも対応。コンパクトな3.0×3.0mmサイズのパッケージで,実装面積が小さいため高密度に実装でき,高い耐久性を備えることから,スタジアムのスポットライトやハイマストライトなどに適しているという。
また,建築物用スポットライトとして使用することも可能。高輝度光出力(If=1050mAで約500 lm(CCT=5700K / Ra70))で建物を照らし出す。狭いスペースでの配置やクリエイティブな照明配置が可能だという。
さらに,COA(color-over-angle:角度に対する色変化)と均一性に優れ,色温度は2200K~6500K,CRIは70,80,90のラインナップが選択可能。その演色性と光の均一性により,高精度の照明が重要となるテレビスタジオや放送スタジオにも適しており,スクリーンの細部まで鮮明かつ正確な色で捉えることができるとする。
耐久性に優れCSP(Chip Scale Package)にも似たこのLEDは,その良好な放熱特性により,長期の高信頼性と12万時間の長期寿命を実現したという。そのため,高位置照明のようなメンテナンスのしにくい場所へ設置するアプリケーションにも適しているとしている。