独Baslerは,新型ラインスキャンカメラシリーズの第一弾として,最新のGpixel製センサーと高速インターフェースのCXP-12を搭載した「racer 2 L」を発表した(ニュースリリース)。
急成長を続けるバッテリー業界において,バッテリーの性能を左右する電極塗工の品質管理は非常に重要。ビジョンシステムを使用し,高速で動く生産ラインを撮影しながら,細かな塗工不良を検出するには,高性能なラインスキャンカメラが欠かせない。
この製品は,最新のGpixel製センサー(画素数:8K/16K,最大ラインレート:200kHz)を搭載していることに加え,同社フレームグラバー,FPGA画像処理開発環境VisualAppletsと組み合わせて前処理を行なうことで,CPU負荷を大幅に抑えられることが大きな特長だという。
また,照明,レンズ,ケーブル,冷却機構を含め,徹底した試験を通過した完全互換のアクセサリーがワンストップで揃うため,高性能なCXP-12対応ラインスキャンシステムを低コストで構築できるとしている。そのため,正確,迅速かつ効率的な塗工検査が可能だという。