オーストリアams OSRAMは,園芸用照明器具に高出力LED「OSCONIQ P3737」を発表した(ニュースリリース)。
このLEDはハイパーレッドで全体的な電力変換効率83.2%を達成しており,園芸用照明器具のメーカーはより低い消費電力で,より高い6.13μmol/sの光量子束を達成でき,光合成速度の顕著な増加と,作物の収穫量の最大化,収穫サイクルの短縮ができるとしている。
簡単にコストを計算すると,全体効率が74%のLEDと比較して,11%の省電力を達成することができる。年間の電気代が10万ユーロ(≒1,700万円)を超える温室の場合,このLEDを用いた照明を導入することで,同じ光量子束で年間1万ユーロ(≒170万円)以上を節約することができるという。
さらに,このLEDは102,000時間の使用後でも当初の光出力の90%を維持し,園芸用照明器具向けのあらゆるLEDの中で最も長寿命だとしている。
この製品は,温室のトップライトとして,あるいは植物や花の畝間のインターライトとして,単独光源照明,または垂直農業用の照明として使用することができる。色は,ハイパーレッド(660nm),レッド(640nm),ディープブルー(450nm),ファーレッド(730nm),ホーティホワイトの5色をラインナップしている。