MFオプテックスの株主である古河電気工業と三菱電線工業は,古河電工が三菱電線から同社株式40%を追加取得する株式譲渡契約を締結した(ニュースリリース)。株式取得日は,2024年10月1日を予定している。
同社は,2022年12月に三菱電線が60%,古河電工が40%出資し,三菱電線の光部品事業新会社として設立され,三菱電線の持つ特殊ファイバ製造技術および部品加工技術と古河電工のフォトニクス技術のシナジーにより,医療および産業用途の光ファイバ製品の製造・開発を行なっている。同社の保有する医療および産業機器向け事業領域は高い成長率を維持している。
上記の株式取得により,同社への出資比率は,古河電工が80%,三菱電線が20%となり,同社は,古河電工の連結子会社となる予定だという。また,同社の本社工場を古河電工三重事業所ほかへ移転する予定となっている。
同社は,古河電工と関係強化することでライフサイエンス領域および産業機器向け新事業開発を加速していくとしている。