古河電気工業は,国内では最多心となる4000心光ファイバケーブルの販売を開始したと発表した(ニュースリリース)。
データトラフィックの急激な増大に伴い,データセンタでは光ファイバネットワークの大容量化が求められている。従来,国内で主に使用されている1000心や2000心の光ファイバケーブルでは複数条を敷設しなければならない状況も増え,さらなる超多心光ケーブルが求められているという。
今回同社が開発した国内最多心となる4000心光ファイバケーブルは,管路敷設に対応可能な高い引張強度と機械的強度を備え,国内で主に使用されている1000心や2000心に分岐されることを想定した整数倍の心数となっている。
また,海外で主流の12心ではなく,国内で多く使用されている4心や8心の光ファイバケーブルとの接続性を考慮し,16心間欠接着型テープ心線を採用した。同社製融着機の使用によって接続工事を行なえ,12心ごとの接続に比べて融着接続工数は約25%削減可能になるとしている。