米ソーラボは,スマートセンサ技術を提供するスイスSensirionと,Sensirionの子会社スイスIRsweepが開発した特許取得済みのQCLベースのデュアルコム分光装置のライセンスおよび技術譲渡契約を締結したことを発表した(ニュースリリース)。
同社の量子カスケードレーザー(QCL)の製造能力および幅広い計装・システム経験は,IRsweepの技術に基づく中赤外分光センシングプラットフォームを迅速に商品化することが可能だという。このプラットフォームは,分子指紋領域における環境および産業用センシング市場の進化し続けるニーズに対応することを狙いとしている。
デュアル光周波数コム分光計は,高分解能かつ高速なスペクトル取得を可能にすることで,従来の走査型FTIR装置の限界を克服するという。
同社は,米メリーランド州の同社施設にあるレーザー設備グループをさらに成長させ,この技術の開発と製品化を進めるとしている。