ソーラボ,中赤外デュアルコム分光のライセンス取得

米ソーラボは,スマートセンサ技術を提供するスイスSensirionと,Sensirionの子会社スイスIRsweepが開発した特許取得済みのQCLベースのデュアルコム分光装置のライセンスおよび技術譲渡契約を締結したことを発表した(ニュースリリース)。

同社の量子カスケードレーザー(QCL)の製造能力および幅広い計装・システム経験は,IRsweepの技術に基づく中赤外分光センシングプラットフォームを迅速に商品化することが可能だという。このプラットフォームは,分子指紋領域における環境および産業用センシング市場の進化し続けるニーズに対応することを狙いとしている。

デュアル光周波数コム分光計は,高分解能かつ高速なスペクトル取得を可能にすることで,従来の走査型FTIR装置の限界を克服するという。

同社は,米メリーランド州の同社施設にあるレーザー設備グループをさらに成長させ,この技術の開発と製品化を進めるとしている。

その他関連ニュース

  • 農工大ら,グラフェンから波長可変な赤外発光を観測 2024年11月15日
  • 東大,世界最高の空間分解能の中赤外顕微鏡を開発 2024年04月18日
  • 東大,最速の単一細胞中赤外顕微イメージングを実現 2023年07月19日
  • 名工大ら,中赤外HSイメージングを高速化 2023年07月06日
  • 浜ホト,中赤外向けプリアンプ付光起電力素子を開発 2023年01月19日
  • 理研,THz-QCLの高出力化に成功 2022年06月23日
  • 理研,テラヘルツレーザーの室温発振を理論実証 2022年06月15日
  • 浜ホト,周波数可変範QCLモジュールを実現 2022年03月02日