ams OSRAMは,ロープロファイルの超高輝度LEDのOSTAR Projection Compactファミリーに赤,緑,青のカラーバリエーションを追加したと発表した(ニュースリリース)。
この製品は,高い電流密度特性をもった発光素子による高輝度化の効果により,高出力な照明製品の開発を実現する。
新しい2mm2発光素子を搭載したこれらのLEDは,非常に高い光出力を生み出す。一例として,このシリーズの520nmとなる緑色LEDは,その製品カテゴリにおいて最高輝度を持った製品となっている(6A駆動で1000 lm)。
この製品は,優れた放熱性と小型かつフラットなパッケージ構造により,高出力照明器具の設計において,構成部品をコンパクトに近接させて組み込むことができる。パッケージの熱抵抗値は1.4K/Wで,外形寸法は4.0mmx4.0mmx0.75mmの4040タイプとなっている。
この薄型のLEDパッケージにより,照明器具やビジョンシステムメーカーは,輝度とパフォーマンスを妥協することなく,装置サイズを小型化することが可能だとする。
ドーム型レンズを備えたタイプの競合する製品と比較すると,この製品のフラットなパッケージ構造は,2次レンズとの光学的な合せ込みを容易にする。これは,個別の製品用途に応じた光学性能の最適化ができる柔軟性を照明器具の設計にもたらすという。
このLEDシリーズは,全製品で共通の電極パターンを採用しているため,同一設計の基板においても,LEDを載せ替えることで自由に色のバリエーションを展開することが可能だとしている。
この製品の主な仕様は次の通り。
「KR CULPM1.23」
色:赤
最大定格駆動電流/最大出力:6A/650 lm
「KT CULPM1.13」
色:緑 注)ダイレクト発光による緑
最大定格駆動電流/最大出力:6A/1000 lm
「KB CULPM1.14」
色:青
最大定格駆動電流/最大出力:8A/7200mW
「KW CULPM1.TG」
色:白
最大定格駆動電流/最大出力:10A/1700 lm