三井化学は,グループ会社である米SDC Technologies, Inc.(SDC)と米COBURN Technologies, Inc.(COBURN)が,2023年9月にレンズ加工ラボ(技工所)向け調光レンズ用の加工システムの販売を開始したと発表した(ニュースリリース)。
現在,レンズ加工ラボは,さまざまな材質やカラーバリエーションに対応できるよう調光レンズの在庫を大量に保管しながら,眼鏡小売店に対してタイムリーにニーズに沿った製品を提供しているが,このシステムの導入により,調光レンズのオンデマンド生産が可能となり,在庫削減と生産性向上に寄与するという。
さらに,このシステムにて製造された調光レンズは,素早い発色と退色という特長を持ち,また,耐摩耗性など優れた性能を保有しているとする。
なお,このシステムは,COBURNのコーティング機器に関するノウハウとSDCのコーティング材料への専門知識を組み合わせた,両社によるはじめてのコラボレーション製品だとしている。