ソニーは，デジタルスチルカメラ サイバーショット「DSC-HX99」と，QDレーザのレーザー網膜投影技術を応用したビューファインダー「RETISSA NEOVIEWER」（レティッサ ネオビューワ）を組み合わせた，網膜投影カメラキット「DSC-HX99 RNV kit」を，3月24日より数量限定で発売する（ニュースリリース）。価格は109,800円（税込）。

この商品は，ソニーのデジタルスチルカメラ サイバーショット「DSC-HX99」と，QDレーザのレーザー網膜投影技術を応用したビューファインダー「RETISSA NEOVIEWER」を組み合わせたカメラキット。

眼のピント調節能力の影響を受けにくいレーザー網膜投影方式を利用することで，従来のビューファインダーや画面では撮影したい映像が見えづらい人も，カメラがとらえる景色を網膜に投影し，写真や動画を撮影することができる。保存した静止画や動画は，USBケーブルを用いてデータを取り出し共有することも可能。

コンパクトボディに高倍率ズームレンズを搭載した「DSC-HX99」との組み合わせにより，様々なシーンの撮影を楽しむことができる。高倍率ズームなどを使用したカメラならではの撮影体験や，視力に依存しない網膜投影による新しい視覚体験を，ロービジョンの人々に提供する。

なお，より多くの人々がこの商品を使用できることを目的とし，ソニーが一部費用を負担することで，この価格での提供が実現した。また，日米の盲学校や特別支援学校，ロービジョン者を支援する団体等との連携や，この商品の寄贈も予定しているという。

また，この商品の発売は，ソニーが主要賛同企業として参加している，QDレーザが展開するロービジョン者の”見えづらい”を”見える”に変えるプロジェクト「With My Eyes」での新たな取り組みだとしている。