東芝ライテックは,デンマークULTRAAQUA A/Sと2022年9月30日に紫外線水殺菌装置にかかる業務提携契約を締結したと発表した(ニュースリリース)。
東芝ライテックは,世界120か国に導入実績のあるULTRAAQUA製紫外線水殺菌装置を2022年10月から日本とアジア・パシフィック地域で展開,環境規制の強化から,熱や薬品に代わる殺菌方法として注目されている紫外線による水殺菌事業に本格参入する。
同社は,まずはULTRAAQUAと連携して各国の規格やユーザーの要望に合わせた商品を,同社が照明や産業機器事業を通じて構築してきたネットワークの活用により提供する。また,スペアパーツの提供など,ULTRAAQUA製品の保守メンテナンスも行なう。
光源や電源技術のノウハウを持つ同社が,水殺菌装置事業で実績のあるULTRAAUQAと手を組むことで,日本とアジア・パシフィック地域市場において質の高い製品・サービスの提供を早期に可能にするとしている。将来的には,同社拠点での生産,UV-LEDを用いた紫外線水殺菌装置を始めとした商品の共同開発なども視野に,新たな事業展開について検討を進めていく。
同社はこの提携を通じて,長年培ってきた紫外線光源,紫外線照射技術に加え,産業用の水殺菌装置を強化することで環境事業への取り組みを加速するとともに,水不足や安全な水の確保といった社会課題の解決に取り組むとしている。