トプコン,高精度レーザーセンサーを発売

トプコンは,回転レーザーとの組み合わせにより1人で簡単に施工の高さ管理が行なえる高精度なレーザーセンサー「LS-B200/B200W」を発売することを発表した(ニュースリリース)。

この製品は上下に幅広く(検出幅 LS-B200:175mm,B200W:250mm),周囲360°でレーザーが受光でき,施工の高さ管理業務を効率的に行なえる。レーザーの受光位置と受光部中心がずれていても,レーザーセンサーの取り付け位置を変えることなく,ワンタッチで受光位置をオフセットできるオングレードマッチング機能が搭載されたことで,利便性が向上するという。

「LS-B200W」は,さらなる拡張性を備え,スマートフォン用アプリケーション「Laser Manager」を使用することで,「LS-B200W」と同じ表示がスマートフォンのディスプレーで確認でき,オングレードマッチングなどの設定も,運転席から降りて本体を操作することなく手元のスマートフォンで行なえる。ブルドーザーの2Dマシンコントロールシステムとも接続でき,レーザー光の高さに合わせて排土板を自動で上下させることも可能だとしている。

また,ブルドーザー用2Dマシンコントロールシステムのレーザーセンサーとして使用可能で,マシンコントロールシステムを使用すれば,レーザー面を基準に,自動で排土板の高さを制御できるため,丁張の設置が不要,かつ誰でも均一な施工が可能となり,生産性の向上が図れるという。

これらの製品は,屋外作業でも高い視認性の高輝度LEDを採用し,周囲の明るさを検知して,LEDの輝度を自動的に2段階に調整するため,消費電力を低減し長時間の使用が可能。「LS-B200」は,単2アルカリ乾電池4本で約100時間,「LS-B200W」も,通信機能使用時で同社従来機約2倍の約80時間の使用が可能だとしている。

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