ウシオ電機は9月5日,リージョナルフィッシュ(RF)の第三者割当増資を引き受け,同社との資本業務提携を締結したと発表した(ニュースリリース)。
RFは,京都⼤学および近畿⼤学などの水産物の品種改良技術シーズをコアとして設⽴されたスタートアップ企業。 オープンイノベーションを通じて,超⾼速の品種改良とスマート養殖を組み合わせた次世代⽔産養殖システムを作り,「SDGs 2番:飢餓をゼロに」や「SDGs 8番:働きがいも経済成⻑も」,「SDGs 14番:海の豊かさを守ろう」の達成を目指している。
RFは今回,シリーズBラウンドとして資金調達を行ない,ウシオの他14の企業・ベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資により,総額20.4億円の資金調達を実施した。
ウシオは,2030年長期ビジョン「光のソリューションカンパニーへ」の達成に向けて,未来の社会課題を「光」を軸としたウシオの事業で解決し,社会的価値の拡大を通じて,経済的価値の成長につなげていくことを掲げている。
その中で,ウシオが創業以来培ってきた光学・光源・バイオなどの技術を活かし,より高い生産性や安全性を確保できる陸上養殖システムの構築のための研究・開発を進めており,今回の参画はその活動の一環だとしている。