光技術展示会「OPIE’22」展示会場で,カンタム・ウシカタ【ブースNo.D-12】は,中国Deep Blue Technologyの除菌ロボットを展示している。
このロボットはPHILIPS製の出力30Wの深紫外線ランプ(258nm)を6本搭載し,自動的に部屋を走行して殺菌やウイルスの不活化を行なう。レーザースキャナーを搭載し,マッピングすることで自律走行するほか,マッピング無しでも壁に沿った走行が可能となっている。
深紫外線は人体に有害なため,人感センサーによって4m以内にいる人を検知して止まるほか,ドアに専用のセンサーを取り付ければ部屋から出ることなく深紫外線照射を行なう。陰を無くすように部屋中を走行するため,照射漏れを少なくすることができる。
フットプリントは51cm×51cm,高さは140cm。動作時間は4時間(充電時間5時間)で,40m2の部屋なら20分程度で照射を終えるという。同社ではこのロボットが,コロナ対策における人手不足の解消に役立つとしている。