NECは,沖縄本島と石垣島,宮古島と久米島を結ぶ光海底ケーブル敷設プロジェクトのシステム供給契約を締結したと発表した(ニュースリリース)。契約先は沖縄セルラー電話で,2023年夏の完成予定。
このケーブルは総距離が約720kmで,最新の光波長多重伝送方式を採用することにより60Tb/s以上の設計容量を実現するという。これにより,沖縄の離島エリアにおける生活や産業など様々な場面での5Gの普及にともなうデータ通信需要の拡大に対応する。
NECは2019年に沖縄セルラーと,沖縄と鹿児島を結ぶ光海底ケーブルの供給契約を締結しており,今回の案件はそれに次ぐ契約となる。なお,この海底ケーブルの製造はNECの子会社であるOCC,海底中継器はNECプラットフォームズが行なう。