リコーは,スマートフォン等の画面を投影し,複数の人と写真や情報を手軽に共有することができるポケットサイズの小型ハンディプロジェクター「RICOH Image Pointer GP01」を,12月15日からECストアで販売する(ニュースリリース)。オープン価格。
リモートでの会話や会議が一般的になりつつある昨今,人と人が直接顔を合わせる際の対面コミュニケーションの価値が問われてきている。この製品は,リアルでの新しい体験価値を提案するコミュニケーションツール。
投影したい映像は,待機状態からボタンひとつですぐに投影可能。また,手持ちで使用することを前提としているため,一般的な据え置き型のプロジェクターにある冷却ファンを搭載しないファンレス設計としており,ファンが動作することによる風や音が発生しない。
また,バッテリー内蔵やWi-Fi接続対応により,各種ケーブルをつなぐ煩雑さがなく,場所を選ばず使用することができる。
スマートフォンの画面を机や壁・天井・床などに投影することで,複数人でスマートフォンを覗き込まずにウェブでの検索結果画面や撮影した写真の共有ができ,レストランやカフェなどオフィス外での打合せや簡易プレゼンテーション,展示会場・観光施設・美術館などでの案内情報の投影などのビジネス領域にとどまらず,家族や友人間での写真や映像データ,ビデオ通話の共有など,さまざまなシーンでの活用を想定する。
解像度は854×480(409,920画素),出力光束は45 lm,投映サイズは25~80インチ,投映距離は0.61~1.95m,重量は205gとなっている。なお,この製品は,同社の新規事業創出の取り組みから生まれ,2020年に同社初のクラウドファンディングテーマとして約3200万円の資金を集めた製品を一般向けに販売するもの。