光技術展示会「光とレーザーの科学技術フェア2021」(11月17日(水)~19日(金),東京都立産業貿易センター浜松町館)において,島津製作所は新製品であるレーザースペクトラムアナライザ「SPG-V500」の展示とデモを行なっている(分光フェア ブースNo.3S-09)。
この製品は,設定波長ごとに決まる同時測定波長幅のスペクトルデータを一括してリアルタイム測定ができる。レーザーの組み立てなど調整過程におけるスペクトル情報を可視化することで工程時間を短縮することが期待できる。
測定波長範囲は185~1095nm,波長分解能は0.04nm以下。多波長レーザーの複数波長測定やクラス3Rのレーザーパワーまで対応する。レーザーは光ファイバーで入射するほか空間的に入射することも可能。専用のソフトウェアは,スペクトル測定に適した様々な機能を搭載している。
ユーザーとしてレーザーなどの光源メーカーを想定するほか,実績は無いものの,ディスプレーの測定などにも使えるかもしれないという。価格は500万円。会場ではデモを行なっている。