古河電工,6912心光ケーブルと多心融着接続機開発

古河電気工業は,細径16心ローラブルリボンを実装した細径超多心6912心光ファイバケーブルならびに多心融着接続機「S124M16」および関連工具を開発した(ニュースリリース)。

データトラフィックの急激な増大に伴い,データセンタでは従来以上に早急な光ファイバネットワークの大容量化が求められている。同社が2018年3月に製品化した6912心ケーブルにより,従来の864心ケーブルを置き換えることで通信容量を8倍に拡大することが可能になったが,一方で超多心ケーブルは融着作業時間が長くなるという課題があった。

今回,直径200µmの細径光ファイバ16本を間欠的に接着させたローラブルリボンを用いることで6912心光ケーブルを開発した。さらに,200µm16心ローラブルリボンを融着接続するために最適化した多心光ファイバ融着接続機と関連工具を同時に開発したことで,従来の12心ローラブルリボンと比べてケーブル1本あたりの融着作業時間を25%削減することが可能になったとしている。

その他関連ニュース

  • NTT,コア間の光結合で異なるモードの光信号を結合 2024年12月11日
  • NTT,フィールド環境で12コア455Tb/s光伝送に成功 2024年12月09日
  • Colt,富士通のトランスボードブレードを採用
    Colt,富士通のトランスボードブレードを採用 2024年11月28日
  • ソーラボとInfleqtion,QT開発加速に向け提携発表 2024年11月22日
  • NTT東西,APNを用いた通信サービスの提供開始 2024年11月19日
  • NTT,マルチコア光ファイバ技術をラインナップ化 2024年11月15日
  • NTTら,複数回波長変換をしながら長距離伝送に成功 2024年11月12日
  • NTT,通信継続で暗号切替可能なシステムを開発 2024年10月31日