大日本印刷(DNP),阪神高速技術,テクノ阪神は共同で,DNPが開発した小型照明装置を使用して,高速道路の工事や規制についてドライバーに直感的に分かりやすく知らせる新たな技術を開発した(ニュースリリース)。
今回,DNPの小型照明装置を利用して3社が新たに開発した路面への投射技術を用いることにより,従前の予告看板に加え,車線変更を促す矢印を路面に照射することが可能となる。
ドライバーに向けて,より直感的な車線変更案内を早めにできるようになり,特に夜間に走行するドライバーおよび規制工事従事者の双方のさらなる安全の向上に寄与するものだとする。
小型照明装置は省電力なバッテリーで駆動できるため,常設電源からの給電が不要となり,設置位置の制約を受けない。今回使用する照明装置は小型かつ軽量でありながら高輝度を実現しているため,空間的な制約がある高速道路上においても効果的な表示が可能になるという。
3社は共同で,関係機関の協力のもとこの開発技術の高速道路本線上での試験運用などの必要な確認を実施し,規制工事での導入に向けた取り組みを進めるとしている。