【OPIE】アルシスデータ,新高分解能化技術を展示

光技術展示会「OPIE’21」展示会場で,アルシスデータ【ブースNo.J-33】は,「量子測定理論」を応用した新たな画像高分解能化技術を紹介している。これは,量子状態を破壊することなく観測することを意味する,弱測定理論の光学機器への応用に成功したもの。

光学技術の分解能には,遮断周波数に起因する限界問題が常に付き纏っている。この問題を受け,最先端の物理学分野では量子光学の研究が盛んに行なわれており,近年,従来の量子論で曖昧な扱いをされていた「測定」を見直した「量子測定理論」が脚光を浴びている。

同社は,量子測定理論の1つ「アハラノフ弱測定理論」の光学機器への応用を目指しており,次の3つの仮説に対応する数式を独自に発見し,弱測定理論の光学機器への応用を完成させたとする。

① 弱測定を定義できること。
② 弱値を取り出す作用素が定義できること。
③ 弱値に物理的な意味があること。

同社では,従来の光学像に対して弱値による像は,遥かに優れた(40倍以上の)分解能特性を持っていることを検証した。弱値による像のスペクトルを観察することにより,分解能の限界問題の根本となる遮断周波数が解消されていることを確認したという。

同社ではこれをもって,弱測定理論は「実験室レベルの我々の生活にほど遠い存在」ではないことがわかってきたとしている。ブースではサンプルとして,そのままでは識別不可能な衛星画像を高解像化し,建物がはっきり見えるようになった画像をなど見ることができる。

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