東芝インフラシステムズ(TISS)は,過酷な現場環境で暑さストレスレベルを計測する産業用途向けリストバンド型センサー「MULiSiTEN MS100」を製品化した(ニュースリリース)。
この製品は,温度・湿度・脈拍数・加速度・角速度等を計測するリストバンド型センサーで,過酷な作業現場での使用を考慮して防塵・防水仕様に加え耐衝撃ラバーフレーム構造を採用している。
東芝が開発したアルゴリズムで,温湿度といった環境要因に加え,身長,体重,脈拍数,生活習慣などの個別情報を基に演算し,独自指標である暑さストレスレベルを表示。一定のレベルを超えた場合は振動等で装着者に通知することができるという。
また,計測データはブルートゥースおよびUSBケーブル経由でパソコンやクラウドに転送し,作業員の作業分析,効率化,現場の安全管理に活用することができる。
今後同社は,機能拡充および作業効率化に貢献するシステムを開発することで,働き方改革に貢献していくとしている。
この製品の主な仕様は以下のとおり。
・寸法:縦41×横43×厚14mm(MAX)
・重量:約50g
・センサー:光学(脈拍用),加速度(3軸),角速度(ジャイロ3軸),温度,湿度
・主な表示機能:暑さストレスレベル(0~4),脈拍,時刻,電池残量