KDDIら,「Beyond 5G/6G」のコンセプトを公開

KDDIとKDDI総合研究所は,5Gの次の世代の移動通信システム「Beyond 5G/6G」のコンセプトをまとめたホワイトペーパーを公開した(ニュースリリース)。

両社は2020年8月に「KDDI Accelerate 5.0」において,経済発展と社会的課題の解決を両立する持続可能な生活者中心の社会「Society5.0」を早期に実現する必要性について公開した。

今回のホワイトペーパーでは,その具体化に向け,Beyond 5G/6Gのスタートが見込まれる2030年ごろを想定し,イノベーションを生むためのエコシステムの醸成に必要と考えられる「将来像」と「テクノロジー」の両面についてまとめている。

そこで纏められた将来像,「ライフスタイルの変化とBeyond 5G/6Gのユースケース」では,「KDDI Accelerate 5.0」で述べたライフスタイルについて,新型コロナウイルス感染症の拡大とその長期化により人々の生活が大きく変化する中で,未来を先取りする生活様式を持った人たちとの議論を通じ抽出した「購買の変化」,「働き方の変化」など「KDDI Accelerate 5.0」で述べた9つのライフスタイルに関する具体例を示す。

2020年6月に総務省が発表した「Beyond 5G推進戦略 -6Gへのロードマップ-」などを踏まえ,「服の機能性をその場で試すことができるバーチャルな試着」や「離れた友人とのスポーツ観戦の空間の共有」など,ライフスタイルのパラダイムシフトと紐づけられるBeyond 5G/6Gのユースケースを示している。

また,「KDDI Accelerate 5.0」の「7つのテクノロジー」では,Beyond 5G/6Gを無線通信技術に他の技術を包含したシステムと捉え,無線通信技術が含まれる「ネットワーク」と他の6つのテクノロジーを加えた「KDDI Accelerate 5.0」の「7つのテクノロジー」について、Beyond 5G/6Gにおける各テクノロジーの役割,目指す姿,現在の状況および2030年に向けて必要となる技術の詳細を示している。

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