FASE,内視鏡手術向けHMDを発売

FAシステムエンジニアリングは,ロボット支援手術及び内視鏡手術の映像を大画面表示する3Dヘッドバンド方式でスマートグラスタイプのヘッド・マウント・ディスプレー「3D View Vision for Medical H・M・D」を2021年5月末ごろに出荷開始することを発表した(ニュースリリース)。価格はオープン。

この製品は,頭部にヘッドバンド方式で装着して使用するメガネタイプディスプレー。画面サイズは2m先で57インチで表示する高解像度3D表示ガラスパネルを使用し,この画像を見ながら自由な姿勢で手術できるという。

有機ELパネルの特徴を活かし左目用と右目用の2枚のガラスパネル(片目1980×1080,両眼3840×1080)を搭載し3D映像を表示。3D映像の欠点と言われるクロストークをなくしてより自然な立体視が観察できるよう奥行き情報を表示し,長時間手術でも目にストレスを感じないようにできている。また,目とレンズとの隙間から術野を目視できる広い視野域とし,VR等のゴーグル方式とは異なり外部コミュニケーションが自由にできるとしている。

また,従来販売していたスマートグラスは画角が小さくメガネフレーム方式では重たいという課題があったが,この製品は,メガネフレーム方式からヘッドバンド方式に改善することでドクターがより快適に手術できるようになった。ヘッドバンド含めた重量は約260g。自由な姿勢で手術ができ首への負担をなくすようにしたという。

ヘッドバンドからディスプレー表示するメガネ2D/3D表示部は,3軸の視点調整用アームで頭部額取付部と目の視点調整を自由に調整することが可能。映像の左右上下反転表示,2D/3D映像の切り替え,輝度調整等はPCの独自ソフトにて設定可能だとしている。

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