東芝は量子暗号通信事業において,事業開発機能を担う同社部門を,会社分割により子会社に承継させると発表した(ニュースリリース)
同社は,昨年11月に公表しました「東芝Nextプラン進捗報告」にて,量子暗号通信事業を量子コンピューター時代に不可欠なセキュリティ技術として,2021年度中にネットワークサービス化による事業展開を目指すと発表している。
これまで同社は,量子暗号通信事業の本格展開に向けた準備を社内の「CPSxデザイン部 新規事業推進室」で進めてきたが,今後さらなる受注活動の強化を含め,事業活動を速やかに立ち上げるためには,同社子会社であり,ICTソリューションについての事業推進体制が整っている,東芝デジタルソリューションズ(TDSL)に同事業の運営を集約することが望ましいと判断した。
そこで量子暗号通信事業を会社分割によりTDSLに承継させることを決定し,吸収分割契約を締結した。この会社分割は2021年4月1日の効力発生を予定しているとしている。