リコーは,LED光源を採用した超小型・短焦点プロジェクター「RICOH PJ WXC1210」およびスタンダードタイプのベーシックモデル「RICOH PJ HD5452/WX5462」を,2021年2月3日に発売することを発表した(ニュースリリース)。価格はいずれもオープン。
「RICOH PJ WXC1210」は,2016年に発売した「RICOH PJ WXC1110」の後継機種で,LED光源(約20,000時間の長寿命)を採用しており,前身機種の600 lmから800 lmに明るさが向上した。投影距離が短いことも特長で,約69cmの投射距離で約40型の投影を実現するという。解像度はWXGA(1,280×800)。
手のひらに収まるサイズと,手軽に持ち運べる約500gの超軽量ボディにより,会議室だけでなく,食堂などの共有空間,工場や倉庫内の作業スペースでホワイトボードや卓上スクリーンに投影するなど,さまざまなビジネスシーンで快適なコミュニケーション環境をサポートするとしている。
さらに,多彩なインターフェースを備えており,映像入力はHDMIのほかUSB-タイプC(Display Port ALTモード),そしてメディアプレーヤー機能として,USBメモリーやmicroSDカードに保存されたコンテンツを直接投影することができる。加えて,各種ミラーリングデバイスへの給電が可能なUSB端子を搭載し,近年ニーズが高まっているパソコンやスマートデバイスからのワイヤレス投影にも対応している。
また,光源に水銀ランプを採用した「RICOH PJ HD5452/WX5462」(3,800 lm/4,100 lm,フルHD(1,920×1,080)/WXGA(1,280×800))はリーズナブルでありながら,必要にして十分な機能を備え,高精細なフルHD解像度も選べる。主にデスクトップで,大画面の投影を求められるシーンにフィットするモデルだとしている。