ウシオ,監視カメラ向け赤外線LEDを発売

ウシオ電機は,監視カメラやANPR(自動ナンバープレート認識)等の赤外線照明下での撮影・解析システム向けに,世界最高出力(19W)と挟角照射を同時に実現し,従来の監視カメラ撮影用LEDと比べてパッケージあたりの出力が5倍,遠方照明例で照射範囲約4倍かつ中心照度約2倍を達成可能な850nm赤外線LEDパッケージ「SMBB850DS-1200シリーズ」の販売を,2021年2月から開始する(ニュースリリース)。

近年,人々の安全・防犯意識の高まりに伴い,監視カメラは屋内だけでなく,建物周囲や駐車場,市街地などの屋外にまで利用が広がっており,ANPRも高速道路や一般道路まで用途を広げている。その中で,屋外での監視カメラ用の照明は,より強力に,より遠くまで(100~数100m)赤外線光を照らすことが求められているという。

また,赤外線の長距離照射に必要な挟角の光の照射には,レンズ付きのLEDパッケージが用いられているが,光量確保のためにパッケージを複数並べる必要があることから,照射機が大型になり,設置面積やコストが増加するという課題がある。さらに,光量確保には複数チップをパッケージに実装する技術もあるが,挟角照明を得るには大型のアウターレンズの装着が必要となるため,小型化には技術的な課題があった。

この製品は,同社が2013年に開発し,食品等の品質検査(ソーティング)や医療機器,欠陥検査等,様々な用途で使用されているハイパワーLEDパッケージ「SMBBファミリー」の最新機種。850nmにおいて,長距離照射に有効な挟角照射と世界最高出力を同時に実現することで,監視カメラやANPR等の長距離撮影を可能としている。さらに,高出力化により,1つのシステム当たりのLEDパッケージ搭載個数を削減でき,赤外線照射機器の小型化やコスト低減が可能になるため,監視システムの普及,ひいては,より安心・安全な社会環境の実現に貢献するとしている。

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