スタンレー電気と三菱電機は,車載用ランプシステム事業の共同取り組み(開発・設計・製造・販売)に関する業務提携契約の締結について合意したと発表した(ニュースリリース)。
近年,ADASへの対応,そして自動運転社会の実現に向けて,車載用ランプには様々な機能を高次元で融合したシステムが求められている。
両社は,今回の業務提携を通じ,スタンレー電気の強みである〝光学設計技術〟や〝車載用ランプ製造技術〟等と,三菱電機の強みである〝先進制御システム技術〟とを融合させて,従来よりもさらに高い安全性と機能性を有する車載用ランプシステムの実現を目指すという。また,競争力向上により,車載用ランプシステム事業を拡大させるとしている。
今回の提携に伴う契約の概要は以下の通り。
1. 車載用ランプシステム事業の共同取り組み(光源,光学およびランプ本体はスタンレー電気を担当とし,灯火・配光制御ユニットは三菱電機を担当とする)
2. 次世代ランプ制御システムの共同開発(光源,光学およびランプ本体はスタンレー電気を担当とし,灯火・配光制御,車輛制御連携は三菱電機を担当とする)
3. 三菱電機独自の光学技術であるDPM(Direct Projection Module:ダイレクトプロジェクション方式により小型化と光利用効率向上を両立させた光学モジュール)の車載アプリケーション量産開発に関する共同開発