JNCは,有機EL材料の開発,販売を行なう子会社を設立するとともに,韓国SK Materials(SKM)との出資による有機EL材料の販売を行なう合弁会社,SK JNC JAPAN株式会社を12月に設立すると発表した(ニュースリリース)。
JNCは技術優位性を有している青色ドーパント及びその周辺材料の開発を進めているが,急成長を続ける有機ELディスプレー市場の要求に応えるため,意思決定と材料開発のスピードアップを図り,有機EL材料の事業拡大を目的に有機EL材料事業に特化したSK JNC JAPANを設立する。
JNCが保有する有機EL材料事業(製造機能を除く)をSK JNC JAPANへ移管し,同社グループが所有する当該事業で使用する設備をリースする。なお,SK JNC JAPANはSKMとの合弁会社であるSK JNCの傘下に入り,韓国パネルメーカーへの対応を強化していくという。