光技術展示会「光とレーザーの科学技術フェア」(会期11月11日~13日,於 東京都立産業貿易センター浜松町館)において,光陽オリエントジャパン(赤外線フェア 5F-07)は,光を吸収する同社の製品ラインナップを紹介している。
同社のフラッグシップ製品である,可視光から近赤外線全域において反射率0.4%を誇る「ファインシャット極XX」とはじめとして,「世界最黒の塗料」としてWEBでも大きな話題となった「真・黒色無双」を塗布したフィギアなどを展示する。
大面積の近赤外線吸収に適しているという「近赤外吸収植毛布 IR950」は,可視光には対応するものの,これまで赤外線の吸収を苦手としていた同社の植毛布の吸収範囲を近赤外まで広げた製品。1m2あたり5000円と安価なため,赤外光を吸収するような実験室の壁材として適している。
この製品はUVからLiDARで多く用いられる900nm周辺まで高い吸収(反射率0.5%)を持ち,同社ではLiDARの開発を行なう企業や研究室などでの使用を想定している。また,最近ではさらに長い波長のLiDARも登場していることから,1月には1500nmで反射率0.8%の製品を発売する予定だという。