電気硝子の薄ガラス,溶接ヘルメットに採用


⽇本電気硝⼦は,同社の超薄板ガラス「G-Leaf」が,ヨーロッパで9⽉1⽇に発売された3M製溶接⽤ヘルメットの最新モデル「3M Speedglas Welding Helmet G5-02」に採⽤されたことを発表した(ニュースリリース)。

「G‐Leaf」は,厚さが200µm(0.2mm)以下の⾮常に薄いガラス。平滑性も⾼く,曲げたり,ロール状に巻いたりすることができ,その特性からフレキシブルデバイスやタッチパネルなどの分野で採⽤が進んでいるという。

曲⾯形状の⾃動遮光フィルターを装備した溶接⽤ヘルメットとしては,世界初だとしている。⾃動遮光フィルターとは,内蔵する液晶に電圧をかけることで通過する光量を調節するデバイスで,「G-Leaf」はその液晶モジュールの基板として,透明導電膜付きのものが複数枚使⽤されている。

このヘルメットは,曲⾯形状の⾃動遮光フィルターを採⽤し,従来製品よりも格段に広い視野⾓が得られると同時に軽量でコンパクトな形状が特徴。「G-Leaf」の薄さゆえのフレキシブル性と超薄板ガラスに⾼品質な透明導電膜を形成する成膜技術が,曲⾯形状の実現とヘルメットのスリム化に⼤きく寄与しているという。

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