日本レーザーが日本総代理店を務めるカナダPhoton Control Inc.は,光ファイバーセンサーおよび分光計を製造する独Fisens GmbHと,半導体業界におけるファイバーブラッググレーティング(FBG)センサーソリューションの世界的な独占ライセンスおよび販売契約と,半導体業界外での非独占的な販売ライセンスを通じた戦略的パートナーシップを発表した(ニュースリリース)。
この契約により。Photon Controlは,半導体アプリケーション向けにFiSensの製品と特許技術の独占ライセンスを得ることができる。FiSensの技術はにより,品質と性能を維持しながら市場で最小のフォームファクタを実現するFBGセンサーソリューションを可能にし,Photon Controlの製品と技術のポートフォリオを拡大する。
FBGは,光ファイバーのコアに内接する微細構造で,ひずみや温度などの物理的特性の変化を正確に検出するために使用される。この技術はセンサーとして使用することができ,1本の光ファイバーに沿って多重化することで,分散型のセンシングソリューションを実現する。
Photon Controlは,温度や位置を測定するための光学センサーとシステムの設計,製造,販売を,半導体などハイテク産業向けに供給している。今回の提携により,エッチングや成膜などのプロセス工程で使用される,ウエハー製造装置向けのセンサー製品などの新製品を市場に投入していくことになるとしている。
また日本レーザーは,Photon Controlの日本総代理店として,半導体業界におけるFBGセンサーソリューションの独占販売を行なう。