アイ・アール・システムは,紫外線センサー専門メーカー,独sgluxのUVC殺菌光源向け紫外線センサー「UV-Sanitize」の販売を開始した(製品ページ)。
UVC殺菌に使用される低圧水銀ランプ・エキシマランプ・キセノンランプ・LEDなどの光源出力モニタリング用にデザインされており,光源側,ターゲット側にこの製品を設置することで,殺菌に充分な強度の紫外線が適切に照射されているかどうかを確認できるとしている。
紫外線センサーとして一般的なSiフォトダイオードは紫外線の照射を受けると素子が劣化することで知られるが,この製品に採用されたSiCチップは強力な紫外線照射でも劣化が起きにくいため長寿命で,ハウジングはPTFE製のため汚れに強く耐水性にも優れているという。
測定対象の光源に合わせてPTBトレーサブルの較正を行なうことも可能で,高い信頼性があるとしている。最少1個から販売。各種UVC殺菌装置や自動殺菌ロボットなどへの搭載に適しているという。
この製品の主な仕様は以下のとおり。
測定波長帯:UVC
測定レンジ:1nW/cm2~1μW/cm2または20mW/cm2~20W/cm2(カスタム応相談)
出力形式:0~5Vまたは4~20mA(デジタル出力応相談)
外形:φ24x55mm(本体のみ)
重量:27g(本体のみ)
動作温度:-25~+80℃