東芝デバイス&ストレージ(TDSC)は,業界初の低い電源電圧で動作可能とする高速通信用フォトカプラ「TLP2312」(標準データ伝送レート5Mb/s)および「TLP2372」(同20Mb/s)を発売,出荷を開始した(ニュースリリース)。
これらの製品は,2.2Vの低電源電圧で動作可能で,2.5V LVCMOSレベルの低電圧回路で使用する場合でも,フォトカプラの駆動のために別電源を準備する必要がなく,部品点数の削減が可能だという。
また。-40℃から125℃の動作温度範囲でスレッショルド入力電流を最大1.6mA,供給電流を最大0.5mAと低く抑えており,マイクロコントローラーからの直接駆動が可能で,消費電力の削減に貢献する。
パッケージは5pin SO6で高さが最大2.3mmと低背。これにより,プリント基板への薄型実装や部品配置の自由度向上を可能にするとしている。