東芝ライテックは,カメラ付きLED照明ViewLED「ビューレッド」シリーズの新商品として,LED高天井器具を2020年6月1日に受注開始する(ニュースリリース)。
「カメラ付きLED照明ViewLED[ビューレッド]」は,室内空間を見渡す位置に設置されている照明器具の利点をいかし,映像録画機能付きカメラを搭載した「照らす,見る,知る」をコンセプトとした新しいLED照明。
同社は昨年6月,照明器具の電気工事のみで映像録画機能付きカメラが導入できる,LED照明とカメラを一体構造としたLEDベースライトタイプを,業界で初めて発売した。
今回発売するLED高天井器具タイプは,ネットワーク通信機能に対応することにより,パソコン・タブレット・スマートフォンで映像を確認することが可能となる。建物内の人の動きや密集度の記録など,工場・倉庫などでより高度なニーズに対応する。
製品の特長は以下の通り。
1. 室内空間を見渡す位置からの映像で,現場状況を見守り
天井に設置した高天井照明器具にカメラを内蔵することにより,明るく鮮明な画像を記録し,現場状況を見える化する。「もしも」のときの心強い味方となる映像記録により,業務効率化や安全管理をサポートする。また,天井からの映像を確認できるため,新型コロナウイルス感染症への対応として,人の動きや密集度を把握することができる。
2. 遠隔監視で管理を省力化
ネットワーク通信により,パソコン・タブレット・スマートフォンで映像を確認できる。パソコン上からの録画ON/OFF,映像のダウンロード設定など,遠隔から複数台のカメラ監視,操作,設定が可能となり,管理の省力化に貢献する。なお,ID・パスワードによるアクセス制限のほか,アクセスレベルの設定により,ユーザーの役割に応じた操作範囲の制限が可能。
3. 2つの効果的な映像記録・確認が可能
約200万画素のフルハイビジョンカメラで映像を記録し,動体検知機能とデイナイトモード機能により施設管理の向上に貢献する。
(1)動体検知機能
あらかじめ指定した範囲で動体を検知すると,録画やアラート通知が可能。危険区域への侵入検知などに貢献する。
(2)デイナイトモード機能
明るさを自動で検知し,明るいときはカラー撮影,暗いときは近赤外線を利用した白黒画像での録画が可能。最低被写体照度0 lxの暗闇でも,映像を記録できる。
現在,同社工場で生産オペレーションに関連する実証実験を行なっている。今後は,実証実験で得た知見をもとに,オペレーション改善に関するソリューションを顧客に提供していくとしている。