富士通,補償技術で科学技術賞開発部門受賞

文部科学省が主催する「令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において,富士通は,「大容量光送受信器のための非線形ひずみ補償技術の開発」で科学技術賞の開発部門を受賞した(ニュースリリース)。

科学技術分野の文部科学大臣表彰は,文部科学省が,科学技術に関する研究開発などの中で顕著な成果を収めた者に対し,その功績を讃えることにより,科学技術に携わる者の意欲向上と日本の科学技術の水準向上に寄与することを目的として実施される。

科学技術賞の開発部門は,実際に利活用され,日本の社会経済,国民生活の発展向上などに寄与している画期的な研究開発もしくは発明を行った者を対象としている。今回受賞した「大容量光送受信器のための非線形ひずみ補償技術の開発」の開発概要は以下の通り。

超高速光信号の光ファイバー伝送中に生じる非常に複雑な波形のひずみ(非線形ひずみ)に対して,摂動法と呼ばれる近似解析手法を適用することで波形歪みモデルの演算量を大幅に削減,実用化が困難と考えられていた非線形補償技術の実用化に世界で初めて成功し,1波長あたり100Gb/s以上の超高速光信号の伝送を実現した。

この技術により,通信キャリアなどの基幹通信網において,1本の光ファイバーで伝送可能な伝送容量と伝送距離を増大させ,ネットワークコストの低減が可能となった。

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