北陽電機は,耐環境性能と検出性能を高めた屋外対応測域センサー(LiDAR)「UGMシリーズ」を2020年4月に発売する(ニュースリリース)。
現在,LiDARによる屋外での自動化が加速している港湾荷役,建設,インフラ設備などの耐環境性や高度な検出性能を要求される用途に対応するため,今回発売する新製品では筐体に金属ケースを採用した。
さらに耐衝撃性を50G(単発),周囲照度10万ルクス(晴天時照度)と堅牢性及び耐環境性に優れており,検出範囲も検出の難しい黒色物体で距離50m,走査角度190°と広範囲で距離繰返し精度15mm,角度分解能0.08度と高精度な検出が可能となっている。
用途として,港湾自動化コンテナターミナルにおけるガントリークレーン(STS),トランスファークレーン(RMG,RTG)などのコンテナ高さ及び位置検出システム,無人搬送車(AGV)の衝突防止システムなど,港湾作業の様々な自動化による荷役効率の向上,安全対策への貢献に期待できるという。
また,建設機械,農業機械,インフラ設備などの厳しい環境条件にも対応可能としている。
・エリア設定タイプ/「UGM-50LAP」
距離50m,190°の範囲を専用アプリケーションソフトによる自由なエリア設定で物体検出する屋外用レーザースキャナ(LiDAR)。筐体に金属ケースを採用,耐衝撃性を50G(単発)と堅牢性及び耐環境性に優れている。
・データ出力タイプ/「UGM-50LXP」
距離50m,190°の範囲をデータ出力する屋外用レーザースキャナ(LiDAR)。筐体に金属ケースを採用,耐衝撃性を50G(単発)と堅牢性及び耐環境性に優れている。