独Baslerは,「Basler MED aceシリーズ」の初期モデルのうち,2.3MP,5.1MP対応の4つのカラーモデルについて,医療・ライフサイエンス分野向けのMED機能セットとして「防塵対応」を新たに追加し,量産を開始した(ニュースリリース)。
「防塵対応」では,医療・ライフサイエンス用途向けカメラに求められる清浄度基準として,「センサー部分の密閉」「クリーンルームにおける製造」「徹底した発塵検査」「長期運用に適した高い耐久性」の4つの要件を満たしているという。
新たに追加された「防塵対応」を含め,「規格準拠」「高画質イメージング」「パーフェクトカラー」「低照度イメージング」「ハイスピード」「産業用イメージング」の7つの医療・ライフサイエンス用途に適した機能を搭載。これにより,短時間で最適な画像を撮影できるだけでなく,それぞれのシーンに応じた柔軟な活用も可能になるなど,開発労力の軽減につながるとしている。
このシリーズのカラーモデル,モノクロモデルは,MED機能セットに加え,最新のCMOSセンサーとしてソニー製「Pregiusシリーズ」やオン・セミコンダクター製「PYTHONシリーズ」を搭載し,最大フレームレート164fps,最高解像度20MPを実現している。さらに同社では,ISO13485:2016に準拠した品質管理体制の下でデジタルカメラの製造,販売,関連サービスの提供を行なっているため,医療・ライフサイエンス用途向けカメラを使用しているユーザーにとって高いメリットがあるとしている。